自由診療

Androgenetic Alopecia 男性型脱毛症(AGA)

男性型脱毛症(AGA)は、加齢と共に進行する脱毛症で、生理的な現象です。男性ホルモンの作用により、頭髪が薄くなる現象が起こりますが、この作用を阻害するのが、5α還元型酵素阻害剤であるザガーロ(デュタステリド)、プロペシア(フィナステリド)といったお薬になります。

デュタステリドに関しては前立腺肥大症でも使用されます。一般的にAGA治療で使われている薬剤は泌尿器科で良く使われているものが多く、AGA治療と泌尿器科医は親和性が高いです。

抜け毛を防ぐザガーロ(デュタステリド)、プロペシア(フィナステリド)に対して、発毛を促すミノキシジルがあります。ミノキシジルとプロペシア・ザガーロは作用が異なることから、併用可能です。これらを併用することで、単剤で治療するよりも高い効果が期待できます。

注意点・副作用

これらのお薬がAGA診療の1st lineとなっておりますが、お薬を使用する際は、中高年以降で使用される場合には、前立腺がんマーカーであるPSAへの影響を注意する必要があります。また、性欲低下、射精障害、男性不妊となる可能性もありますので、加療開始の場合はそれら影響を理解し、開始することが必要です。

費用

保険適用外の自由診療のため、全額自己負担となります。

項目 料金(税込)
初診料 2,000円
フィナステリド1㎎
(プロペシアのジェネリック)
28錠 / 5,000円
デュタステリド0.5㎎
(ザガーロのジェネリック)
30カプセル / 6,000円
ミノキシジル2.5㎎ 30カプセル / 6,000円

Erectile Dysfunction 勃起障害(ED)

EDの定義は、「満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られないか、または維持できない状態が持続または再発すること」となっています。スクリーニングや治療効果判定に国際勃起機能スコア(SHIM)を使用します。

リスクファクター(危険因子)としては、加齢、喫煙、高血圧、糖尿病、高脂血症、肥満、運動不足、テストステロン低下、下部尿路症状・前立腺肥大、慢性腎臓病、睡眠時無呼吸症候群、神経疾患、心理的・精神的要素(うつ病)、外傷・手術、薬剤などがあります。

問診・身体所見・臨床検査などで原因を検索します。

EDは上記リスクファクターを考慮して以下の3つに分類されます。

  • 器質性(動脈硬化や糖尿病などの体の病気が原因となっている)
  • 心因性(心の問題があってEDとなっている)
  • 混合性(器質性、心因性があわさっている)

EDの治療は原因となっている病気にあわせて治療します。例えば、喫煙していれば禁煙を促し、明らかな肥満・運動不足が認められれば生活習慣の改善や運動が重要となります。
お薬での治療の第一選択はPDE5阻害薬という薬を使用します。効果は、70~80%と報告されています。

参考:日本性機能学会ED診療ガイドライン[第3版].ED診療ガイドライン(2018年版).リッチヒルメディカル,東京,2018.

EDセルフチェック

国際勃起機能スコア(SHIM)

この表はスワイプできます
過去6ヶ月間で
勃起を維持する自信の程度はどれくらいありましたか?
性的刺激による勃起の場合、何回挿入可能な勃起の硬さになりましたか?
性交中、挿入後何回勃起 、挿入後何回勃起を維持することができましたか?
性交中、性交を終了するまで勃起を維持するのはどれくらい困難でしたか?
性交を試みたとき、何回満足に性交ができましたか?
合計
0
重症 5~7 点
中等症 8~11 点
軽症~中等症 12~16 点
軽症 17~21 点
EDなし 22~25 点

注意点・副作用

心臓の血管のお薬である硝酸剤を使っている方、心臓の機能が重度に悪い方、重度の肝臓の機能障害がある方などは、PDE5阻害薬を使用することができません。

費用

保険適用外の自由診療のため、全額自己負担となります。

項目 料金(税込)
初診料 2,000円
バイアグラ 25mg錠 1日1回1T / 1,450円
バイアグラ 50mg錠 1日1回1T / 1,650円
シルデナフィル 25mg錠 1日1回1T / 900円
シルデナフィル 50mg錠 1日1回1T / 1,100円
タダラフィル20mg錠 1日1回1T / 1,100円
シアリス 10mg錠 1日1回1T 1,650円
シアリス 20mg錠 1日1回1T 1,900円

Men's bridal check メンズ ブライダルチェック

不妊の原因には、男性に原因があるもの、女性に原因があるもの、両者に原因があるものがあり、不妊の40~50%は男性側が関与しているといわれています。しかし早めに、より正確な身体の状態を把握すれば体調やストレスを整えて改善していく方法はあるといわれています。基本的な健康診断ですから、まずは自分の身体の今の状態について知ることが大切です。

  • 精液検査2~7日射精しない期間を設けた後、病院または自宅(30分以内に持参など諸条件あり)で精液を採取して精液量、精子濃度、運動率、運動の質、精子の形態、感染の有無などを調べます。
  • ホルモン検査男性ホルモン(テストステロン)や卵胞刺激ホルモン(FSH)、黄体化ホルモン(LH)、プロラクチン(PRL)などの量を測定し、造精機能障害がないかなどを調べます。
  • 超音波検査(前立腺・精巣)精巣の状態をチェックし、前立腺疾患がないかなどを調べます。
  • 感染症(梅毒、B型肝炎、C型肝炎、HIV、クラミジア)

費用

項目 料金(税込)
初診料 2,000円
精液検査 10,000円
ホルモン検査 10,000円
超音波検査(前立腺・精巣) 5,000円
感染症(梅毒、B型肝炎、C型肝炎、HIV、クラミジア) 10,000円

泌尿器科 /
男性不妊について

vitamin injection ビタミン注射

ビタミンは、お肌はもとより体の栄養分にとって非常に重要な成分です。しかし効率よく摂取するのが難しいので、日常的に不足してしまいます。疲れが取れない、目が疲れる、日焼けをしてしまった、肌が荒れやすい、風邪をひきやすい……
そんなお悩みがございましたら、お気軽にご相談ください。

ビタミンB(にんにく)注射

にんにく注射とは、疲労回復に重要な『ビタミンB1』をはじめとするビタミン類を豊富に含む総合栄養注射です。実際にニンニクが入っている訳ではありません。にんにくの成分であるビタミンB1(アリナミン)がたくさん含まれている注射です。蓄積されてしまってなかなか取れない疲れ・だるさの原因である『乳酸』を分解し、ダイレクトに疲労を回復させる即効性の高い成分です。

ビタミンC(アスコルビン酸)注射

免疫力を高め風邪などへの抵抗力をつけるなどの健康作用があります。コラーゲンの生成を助け肌にハリをもたらし、美肌効果があります。活性酸素を除去し、シミやそばかすを防ぎます。ストレスによる肌荒れやニキビにも効果があります。

  • 通常の20倍量を注射する高濃度ビタミンC注射もあります。別途検査が必要となりますので希望する場合には、直接ご相談ください。

マルチビタミン注射

マルチビタミン注射はビタミンB群(B1、B6、B12)にビタミンCを追加した注射です。
疲労回復、美肌効果、免疫力アップ、抗酸化作用に効果があり、代謝を高めるので、ダイエットにも効果が期待されています。

注意点・副作用

  • ビタミンは水溶性のため、余分に摂取しても体外へ排出されるようになっています。よって副作用の心配はありませんが、腎臓機能の低い方や脱水症状を起こしている方、栄養状態の悪い方は治療が適していない可能性があります。医師に相談の上、安全に治療を受けることが大切です。
  • 下痢などの消化器症状、頭痛、アレルギー反応、湿疹・じんましんなどが起こる可能性があります。

費用

保険適用外の自由診療のため、全額自己負担となります。

項目 料金(税込)
初診料 2,000円
ビタミンB 1,500円
ビタミンC 1,500円
マルチビタミン注射 2,500円

Placenta injectionプラセンタ(ラエンネック)注射

老化を防ぎ、免疫力を高めるプラセンタ。プラセンタは母体と赤ちゃんとを結ぶ胎盤からのエキスで、胎盤は赤ちゃんの成長に必要なあらゆる栄養物質が含まれているといわれています。プラセンタは元々更年期障害、肝臓の疾患の治療に使われていたものです。その研究から、アンチエイジングに効果的であるということがわかってきました。皮膚の弾力を担っている真皮層のコラーゲン、エラスチンの生産を促し、しわやたるみを改善します。

医薬品のプラセンタ(ラエンネック)は、全て厚生労働省の認可を受けた安全なヒト胎盤エキスを使用しています。

プラセンタの主な効果

  • しみ
  • そばかす
  • しわ
  • にきび
  • 肌荒れ
  • 美白
  • 更年期障害
  • 肝機能改善
  • 新陳代謝促進

プラセンタ注射の目安

プラセンタ注射は、一度きりでは効果を実感できないことが多く、こまめに摂取する必要があります。
プラセンタ注射の治療は、最初の1ヶ月は週に1~2回、その後は効果をみながら、1~2週間に1回位を目安です。

注意点・副作用

  • 筋肉注射、皮下注射のため注射部位の疼痛・発赤などの症状があらわれる場合がありますが、数日で治まります。気になると思いますが、なるべく患部に触れないようにしましょう。
  • 人によっては摂取後、悪寒、悪心、発熱、発赤、発疹などの症状があらわれる場合があります。特に初回の注射後は、微熱が続くこともあります。2回目以降は、落ち着いてくることが多いようです。
    また、もし痛みやかゆみが長く続き、熱をもつ場合には、クリニックへの受診をおすすめします。
  • 献血ができなくなります。(当院では治療前に説明の上で同意書を頂いております)

費用

保険適用外の自由診療のため、全額自己負担となります。

項目 料金(税込)
初診料 2,000円
プラセンタ 1本 1,300円
プラセンタ 2本 2,200円

Diet Dripダイエット点滴

ダイエット点滴の主成分は、L-カルニチンとαリポ酸です。

体内にある成分のLカルニチンですが、年齢と共にその量は低下し脂肪の代謝効率が悪くなり、体内に脂肪が蓄積されやすくなります。Lカルニチンを定期的に補充することで体内の脂肪を細胞外へ運び出し、エネルギーとして使われやすい形に変えることで、脂肪燃焼効果につながります。

αリポ酸は、ブドウ糖の消化効率を高め、運動後など肉体疲労時の回復効果や新陳代謝を促進します。脂肪の増加を抑制すると言われダイエットをはじめ、抗酸化作用、美肌作用があります。

費用

項目 料金(税込)
初診料 2,000円
ダイエット点滴 2,000円
3,000円
(80㎏以上の方にお勧め)

Measurement of visceral fat 内臓脂肪測定(CTスキャン)

CTスキャンによる内臓脂肪面積の測定(ファットスキャン)

当院では、健康診断(自費での診療)として「おへそ」の部分をスキャンし、内臓脂肪の面積を測定する「ファットスキャン」を行っています。検査結果は結果用紙に解りやすくまとめてお渡ししております。

内臓脂肪は、女性よりも男性に蓄積しやすく、また加齢によっても蓄積しやすくなります。
ご存知の通り、内臓脂肪は余分なエネルギーの貯蔵庫で多くの生活習慣病の基になる要注意の存在です。糖尿病、高血圧、脂質異常症の発症リスクが高まります。これらが引き金となり、動脈硬化を起こす危険性があります。動脈硬化は、脳血管障害、心臓血管障害、下肢動脈硬化症の危険性があります。
さらに、これらの病気のいくつかが同時に進行するようになると、「内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)」と呼ばれる状態になり、やがて脳卒中や心筋梗塞に発展する危険性もあります。

内臓脂肪面積の測定
CTスキャンによる内臓脂肪面積の測定
(ファットスキャン)

費用

項目 料金(税込)
自費診療での内臓脂肪面積測定 3,300円

保険診療での測定について

生活習慣病などの疾患が疑われるときは、患者さまにご同意いただいた上で、肝臓なども含め広い範囲でCTスキャン(保険診療)を行います。ご希望があれば、その際同時に内臓脂肪面積も同時に測定いたします。

CAVI,ABI 血管年齢検査(CAVI ABI検査)

血管年齢検査とは① 動脈の硬さ(CAVI) ② 動脈の詰まり具合(ABI) ③ 血管の老化度(血管年齢)を調べるいわば動脈硬化症のスクリーニング検査です。

血管は加齢とともに柔軟さが失われて、硬くなります。そこに、血液中の脂肪などが付着すると血管の内壁を厚くなります。この状態を動脈硬化といいます。動脈硬化は、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞などのリスクを高めます。また、肥満症、高血圧症、高脂血症、糖尿病の方、または喫煙者である場合は、心筋梗塞や脳梗塞、閉塞性動脈硬化症等のリスクも高まります。

血管年齢の測定は簡便にすぐ当院で検査が行えます。ベッドに横になり両手足に血圧計を巻き、胸に心電図のようなテープとコードをつけて検査します。検査時間は10分程度です。

動脈硬化のリスクがある方、心筋梗塞をされたことがある場合や閉塞性動脈硬化症という動脈硬化を疑う症状がある場合(足の痛みや冷たさがあるなど)には保険適応での検査が出来ます。以前に検査を受けた方でも動脈硬化が進行しているかどうかを定期的に確認する必要があります。それ以外の場合では自費での検査となります。

費用

項目 料金(税込)
検査費用 2,000円

Pulmonary function test 肺年齢検査

肺年齢とは、実年齢との乖離から呼吸機能の異常を早い段階で認識してもらう概念です。同性・同世代と比較して自分の呼吸機能がどの程度であるかを確認できます。 呼吸機能(一秒量)は、20歳前後をピークに加齢とともに低下します。肺年齢を知ることで肺の健康意識を高め、健康維持や禁煙指導、呼吸器疾患の早期発見・早期治療に活用いただけます。

COPD(Chronic Obstructive Pulmonary Disease:慢性閉塞性肺疾患)は喫煙が主な原因とされ、肺への空気の通りが慢性的に悪くなりゆっくりと進行していく疾患で、これまで肺気腫や慢性気管支炎と呼ばれていたもののほとんどが含まれます。初期の段階では咳、痰、息切れなどの症状を自覚しにくいため早期診断には呼吸機能検査が不可欠です。まずは自分の肺年齢を知ること、定期的な測定を心がけることが大切です。

費用

項目 料金(税込)
検査費用 2,000円

LOX-index®ロックス・インデックス検査

動脈硬化の原因物質から将来の脳梗塞・心筋梗塞の発症リスクを判定します。
酸化変性LDL(LAB/別名:超悪玉コレステロール)とそれと結合して動脈硬化を進行させるLOX-1という2つの物質を測定しています。検査ではLABとLOX-1をかけ合わせた値をLOX-indexとして指標にしており、脳梗塞・心筋梗塞発症リスクを4段階で判定いたします。

費用

項目 料金(税込)
検査費用 14,000円

MCI screening test MCIスクリーニング検査

加齢に伴う物忘れと認知症の間に軽度認知障害(MCI)と呼ばれるグレーゾーンが存在しています。MCIとは、認知症予備軍とも呼ばれ、認知症ではないものの、加齢に伴う物忘れよりも悪い状態が継続的に続く状態を指します。MCIの状態が約5年ほど継続すると半数以上の人が認知症に移行すると言われています。一方、MCIの段階で適切な予防を行うことで、認知症への移行を食い止めることもできます。

MCIスクリーニング検査は、認知症の前段階である軽度認知障害(MCI)のリスクを判定する血液検査です。この検査では、アルツハイマー型認知症の原因物質といわれるアミロイドベータペプチドを排除、またはその毒性を弱める機能を持つ血液中の3つのタンパク質を調べることで、MCIのリスクを4段階で判定します。

項目 料金(税込)
検査費用 20,000円

Kidney check-up 腎チェック

近年、慢性腎臓病(Chronic Kidney Disease:CKD)という新たな病気の概念が注目されてきています。このCKDは、腎障害を示す所見や腎臓の機能低下が慢性的に続いた状態のことを指しております。CKDの患者数は国内では1300万人以上で、日本人成人の約8人に1人とも推計されており「新たな国民病」であるといわれています。

慢性腎臓病の早期発見と重症化予防を目的とした検査です。採尿による検査で、腎臓に負担がかかると尿中で上昇する「L-FABP(エルファブ)」と「アルブミン」という物質を測定し、慢性腎臓病の発症危険度を4段階で予測します。従来の腎臓の検査では、ある程度腎機能が低下してからでなければ、腎臓へのダメージを捉えることはできませんでしたが、腎チェックではより早期に反応を捉えることが可能です。

費用

項目 料金(税込)
検査費用 11,000円

Stomach cancer screening / ABC 胃がんABC検診

胃がん健診(ABC検診)とは、血液検査でピロリ菌に対する抗体と胃の炎症や萎縮の度合いを反映するペプシノーゲンを測定し、その組み合わせから胃がん発生のリスクを分類し評価する検診です。判定結果次第で、胃の内視鏡検査や除菌治療を勧めます。

下記のいずれかに当てはまる方は、この検査ではなく定期的な内視鏡による検査が必要です。

  • 明らかな上部消化器症状があり、胃や十二指腸の疾患が強く疑われる方(保険適応ですので、消化器内科を受診してください)
  • 食道・胃・十二指腸の疾患で治療中
  • 胃酸分泌抑制薬(プロトンポンプ阻害薬)服用中もしくは1ヶ月前以内に服用していた方
  • 胃切除後の方・腎不全(目安:クレアチニン値が3mg/dl以上)の方
  • 既にピロリ菌除歴がある人

費用

項目 料金(税込)
検査費用 4,500円